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突然、東京からど田舎につれてこられた現代美術家の妻が、日常生活の中で夫と共に『地球と遊ぶ』生活に巻き込まれた!
妻の目から見た現代美術家の素顔を本音をちらりほらりさせながらご紹介します。

2007-04

顎関節症

一体、どこまでついとらんのやろ、、、

私にはヘルニアの他に、顎関節症っていう厄介な持病があるのを久しぶりに思い出した。

ヘルニアは、木村のゴッドハンドのマッサージで凄く良くなって、
今日なんて、リハビリがてら、役場まで歩いたりなんかしとったのにさ。

たまたま木村がテレビ付けたら、金曜ロードショウスパイダーマンやっとったから、
つい、私も観てしまったのよね。
で、あまりに力が入りすぎて、顎が痛くなった。

ほとんど口が開かへん。

母ちゃん情けなくって、涙出てくリャー!
(これが分かる人は、私と同じ、中年になるんやろうな、、、、)

顎関節症も癖になるから気をつけんといかん、って分かっとるのに、
スパイダーマンが電車を止めるのに、一生懸命やったから、
つい、一緒に一生懸命に力入っちゃったんだよね。

しかし、ほんと、久しぶりの大人の映画やった。

(娘と一緒に今年に入って映画館に2回行ったのよね。
お正月にライアンを探せと、今月初めにハッピーフィートを観た。
娘は怖いんやけど、どうしても映画から目が離せんらしく、
眼を見開いて泣きながら見とった。なかなかの集中力と根性やと思う。)


東京におった頃は、よくツタヤでビデオ借りて観たもんや。
娘が生まれる前は、木村と二人で仲良く映画見に行ったしさ。

早川にはもちろんビデオレンタル屋なんてある訳あらへんし、
民放は二局しか映らんから、なかなか観れへん。
っていうか、テレビも最近まで無かったし。

ほんと、久しぶりの特撮映画は凄かった。
こんな、スパイダーマン映画で顎関節症になれる程、力が入ったなんて、
ある意味、幸せもんやな。

さ、頑張って仕事しよっと。

マッサージ師

木村の天職は、マッサージ師だったんやないかと思う。
木村自身もそう言う。
ゴッドハンドや。木村がそう言う。

薪割りで痛めた腰が、どんどんひどくなって、家の中にある2センチ足らずの段差でこけるようになった私を不憫に思ってくれたんか、木村がとうとうマッサージに乗り出してくれた。

私の痛いのは左の足の付け根と腰。腰は恐らく筋が違っているだけで、足の付け根からしびれるように痛いのがヘルニアやと思う。

木村は突然右足のお尻の付け根から順に踵までをマッサージし始めた。

「あのー、痛いのは左の腰なんやけど・・・・」
「おー、分かっとる。だからこっちなんや。ここが張っとるやろ。これがいかんのやわ。」

ギャーーーーーーーーー!!!!!
激痛。
絶対におかしい。触られた足の感じが左右で全く違う。
むくんどると言うか、感触が違う。、雲泥の差で右の足が痛い。踵なんて割れそうや。

必死に足のマッサージに耐えて、今度はうつぶせ。
背中と肩をマッサージしてもらって終了。
結局肝心の痛い腰は触らんかった。

で、起きてみると、あれれ??歩ける。
なんか腰がふわふわして、ちょっと変な感じはするけど、痛みが無い。

あれれ???

「お、歩けるやんか。いい感じやな。しばらく大人しくしとらなあかんぞ。」

そう言って昼飯と夜飯を作ってくれた。
うううう・・・・嬉しい!!!!!!!!!
感激や。
ちょと妊婦のときを思い出した。ふふふ。

ありがとうございます。頑張ってはよ治さんとね。気をつけます。

歩行困難

我が家は薪ストーブで暖をとっとる。それしか暖をとる方法は無い。

娘は、この薪ストーブを愛情を込めて『カルシファー』と呼び、薪は『カルシファーのご飯』と呼ぶ。

このカルシファーのご飯は、できれば三年程しっかりと乾燥させた広葉樹が理想とされとる。ストーブと煙突が痛まないようにするためだ。

我が家では、もちろん三年物のカルシファーのご飯なんてあらへん。
今日すぐに燃せる薪が無くて、困る事だってあるくらいや。

まあ、春先のちょっと寒いくらいなら我慢しようやないか。

しかーし!!今年の秋がきて、カルシファーのご飯が、、、面倒くさいので薪に戻します。

しかーし!!今年の秋がきて、薪が用意できとらんかったらどうするんや??木村は秋にはインドへ行ってまうし。

ということは、私と娘は恐らくこの家で凍死や、、、、

早川町の寒さと戦うか、刃物の恐怖感と戦うか。

究極の選択で、刃物の恐怖感と戦う事を選んだ私は、絶対に薪割りなんてせーへん!!と言っとったけど、薪を作る事にした。

自分で自分の命は守らんとあかん。

木村はそもそも寒いのは得意なんや。冬に遠慮せんと薪を好きなだけ燃すためには、やっぱり今から自分で薪を用意せんと、薪が無い事で夫婦仲が悪くなるのは不本意や。

それにしても、のこぎりとか、斧とか、鉈とか、電ノコとか、、、私が嫌いな刃物のオンパレードを駆使しして薪を作るのはかなり勇気がいる。
それを使っている私を見ているのも、かなり勇気がいるらしいが、そんな事はお構い無しで作業をする、、、、

・・・・・・おもしろいやんか、薪割り。私好きやわ。

いかに美しく、早く、使いやすい薪の束を作れるか。工夫したり試したりして、自分自身との競争が大好きな私のツボにハマってしまった。

娘を保育園に送って帰ってくると、家にも入らずに薪を作る。ひたすら作る。頑張って作る。薪の束が増えると、これでまた一日暖かく過ごせる日が増えた、と安心できる。

薪は心の安定剤や。

私が好きな木は、柿の木。ケヤキやブドウや桑や栗ではあかん。
柿の木が気持ちいいくらいにポキン!!と音を立てて折れるから、余計にやめられんくなる。一杯庭先にため込んでるから、やめるタイミングを計るのが難しい。

調子こいて、ちょっと重い木も持ってきたりなんかして薪割りライフを楽しんでいた。

そしたら、やってまった。
持病のヘルニア。椎間板ヘルニア。久しぶりのヘルニア。

歩くと激痛が走る。寝返りもしんどい。
山本勘助みたいな歩き方しかできんくなって、ヨレヨレや。そこにあるもんも、取るのにかけ声が必要。「はっ!!うぎゅっ!!・・・痛っっっっっっっってぇ〜〜〜〜〜〜」

参りました。

早川町の寒い冬を耐えるか、椎間板ヘルニアの痛みに耐えるか、、、

これまた究極の選択を迫られてしまった。

遠くから見る

我が家は南アルプスの中にある。

家の前に家があるので絶景!!とは行かんけど、連なる山々に雲がかかって、まさしく『春は曙』とでも言いたくなるような風景に出会ったりできる。

週末は、日蓮宗の修行をする白装束の方々が唱える何妙法蓮華経が、山間から聞こえてきたりすると、時代を間違えたんかと思うことだってある。

神様が出てきそうやもん。

けど、その神々しいまでの美しい山が近すぎて見えんくなることがある。

家の中で悶々としとったりすると、結局東京の家で悶々としとったときとあまり変わりなかったりする。

山のパワーを感じることもあるけど、全体像が見えん。

木村を甲府まで送った帰り、山を遠くから見ながら帰るんやけど、その時、あまりに美しく萌える山が作り物みたいに見えた。

本当にため息が出るくらいに美しかった。

中に入り込んで住んどると、そのため息が出るほど美しい山中に我が家があることを忘れてしまうのが日常やったりする。

一度離れて、遠くからその姿を見ると、自分が置かれた状況が分かるんやな。

時間に追われて、毎日の生活に追われて、自分の持つビジョンが見えんくなるのと一緒や。

あかん、あかん。一生懸命なりすぎんとたまに自分の軌道修正せんと。

久しぶりに、早川を出てよかった。

山は本当に美しい。

魔法の言葉

魔法の言葉がある。

「お仕事」と「忙しい」。

この二つの言葉は魔法の言葉や。

娘が遊ぼうと思って私のところに来ても、この二つの言葉のひとつを含めた文章を言うと諦めて一人で遊び出す。
二つを合わせて使うとより効果的だったりする。

「お仕事」と「忙しい」

私の仕事は休みなんてあるようであらへん。休みにしようと思えば休みやし、休めんと思えば休めん。自分の都合で結構「お仕事」と「忙しい」は変化する。

仕事で忙しければ、他のことができんでも、まぁ仕方ないやんか、、、、
というニュアンスでも使う事ができる。

私の実家は自営業や。父は仕事が趣味の人で、仕事をしとらん父を見る事はあんまりなかった。
一緒に食事するのもひと月に一回あれば良い方やなかったかな。

そんな父に不服を持ったことは一度もない。
父は「仕事」で「忙しい」人やったから、仕方ないと思っとった。

母もそんな父のことを悪く言う事は一度もなくて、父は「仕事」で「忙しい」人なんやから居らんくってもしょうがないものやと教育された。

いつの間にか魔法の言葉が私の中に刻み込まれてまった。

私は父と同じ人生を歩める訳やない。私は母親だし、私は妻やし、私は女やからや。

魔法の言葉を隠れ蓑にする。
魔法の言葉を使えば、やれない事も仕方ない事になる。
魔法の言葉を恨めしく思う。
魔法の言葉を使えば、全てが正当化されてしまう。

私は魔法の言葉を使わずに、自分のしていることをちゃんと全うできるやろうか。
娘に理解してもらえるやろうか。

魔法の言葉にまだ私自身がかかってるんかもしれんな。
王子様が現れるまで、魔法の言葉に操られてまうんかな。

よう分からんくなってきた。
今日はおしまい。

いってらっしゃい

今日、娘は保育園に自分から行った。

保育園に到着したら、下駄箱まで友達と走ってった。おや??と思いながら後をついて行ったら、今度は自分で上履きを出して靴を履き替える。

私の方に手をかけて靴を履き替えとったら、娘は私の耳元で

「お母さん、頑張ってお仕事してきぃーな。いってらっしゃい。」

と言うと、私の手を離して先生の足にしがみついた。

娘の精一杯の言葉。

目頭が熱くなる思いやったけど、ぐっとこらえて投げキッス!!

娘も先生に捕まって投げキッス!!

振り返ると、友達と手をつないで保育園に入ってしまうところやった。
ちょっと私が寂しい気持ちになってまった。

子供の成長は目覚ましい。家に帰ってきても何か違うオーラを感じるくらいや。娘は今保育園で沢山の事を体験しとるんやろうな、、、それは、もう私の手を離れた娘のコミュニティ。娘はその中で自分の居場所をしっかり見つけとるんや。

お母さんも頑張らんとあかんな。貰った時間、大事に使うな。ありがとな。頑張るわ。

成長

娘の登園開始から3日目。

今日はとうとう車から降りへんかった。

「何でコウフ園(保育園)なんだよー。行かないよー行きませんよー!!」と泣き叫ぶ娘を担いで登園。担任の先生に押し付けるようにして渡して背を向けた。

でも、泣いてる声や泣き方が初日とはちょっと違う。親だから分かるんかな、、、保育園に行くのが嫌なのではなく、最後バイバイするのが寂しくて甘えて泣いている声に聞こえる。私が背を向けてすぐに泣き声は聞こえんくなった。

お迎えに行くと、
「おかーさーん!!」と笑顔の娘が走ってくる。先生と話して帰ろうとしたら、娘がブランコしてから帰ると言出したのでちょっと遊んでく事にした。

あんなに恐がりで少し強くブランコ押すと泣いて怒った娘が、
「もっともっと」って言うからどんどん押してやったら、こっちが心配になるほど風を切って気持ち良さそうにブランコを楽しんでから、自分の足でブランコを止めて飛び降りた。

ひぇ〜〜〜〜なんやこの成長ぶりは?????

お迎えの帰りに山降りて買い物に行く途中、娘が遠くの山を見ながら言出した。

「ねーねーおかあさん、明日は泣かんとコウフ園行くわ。、、、頑張って行くわ。」

彼女の中で何が起きたのか。
保育園でお友達や先生に言われた事を意味も分からんと真似っこして言っとるだけかもしれん。でも確実に娘は保育園で成長している事は確かや。
すでに、この3日で娘は私の知らない娘の横顔を見せる事が、ふとした瞬間ある。子供は本当に柔軟やなー。

「ホント??お母さん泣かんと保育園に行ってくれたらうれしいわー」

ちょっと目頭が熱くなった。

「そぉお??嬉しい??がんばって行くわ。明日コウフ園行くわ。」

明日の朝が楽しみだ。

別れ

今朝、8時30分、お別れの時が来た。

娘社会生活への第一歩は、、、、、号泣!!!!!!!!!

あんなに泣く娘を見た事がない。聞き分けが良い娘は、泣くの終わり!!と言えば、ぐっと堪える子やったのに、今日は私の足にしがみついて泣き叫んどった。

しばらくグランドで娘を抱っこして説得。

「ほら、お山見てごらん。お山も見とるよ。お山の神様がちゃんと見とるで大丈夫。頑張りな。」
「頑張れない、、、」(お山を見ながら)

「みんな居るし。楽しいよ。」
「楽しくない、、、」(足もと見ながら)

「ちゃんとお迎えにくるから、ね。」
「ダメ〜〜〜〜〜〜〜〜〜1!!」(号泣)

結局、先生に抱きかかえられるようにして連れて行かれた。
「ダメ〜〜抱っこしないで〜〜〜抱っこしちゃダメ〜〜〜!!」
泣き叫ぶ娘の声を背中に門を出る。

話には聞いとったけど、やっぱり辛い。すぐに慣れちゃうと分かっとっても、やっぱり辛い。何度もおばあちゃんに預けた事あるけど、他人に預けるのは初めて。

産まれて初めての試練のとき。娘の成長した姿が見られる日が来るのが楽しみや。

頑張れ!!お母さんも頑張るでな。

ご入園

昨日は娘の保育園の入園式。
桜が舞い散る冷たい風の強い日やったけど、お天気に恵まれて本当によかった!!

娘におすましワンピースを着せて、私は着物を着て出席。

どんな感動的な入園式になるやらとドキドキして行ったら、、、、あっさりと終わってしまって拍子抜け。

入園式って、こんなもん?ってくらい拍子抜け。よっぽど入園式の後にあった父兄総会の方が長かった。

問題は月曜日。果たして娘は元気に保育園へ通う事ができるやろうか、、、心配。
一日中寝たふりとかしとったらどうしよう。

月曜日、娘を保育園に送ったらお昼まではばっちり仕事をしよう!!

入園の準備やら木村の提出書類の作成やらでHPのトップページがしばらく変えれへんかったで、まずは新しく依頼のあったピクニックの仕事の話題をごアップしよう!!

そして、ショップのオープン!!5月までに何点かだけでも良いから商品を用意してショップをオープンさせるぞ!!!

って、あ〜あ書いちゃった。公約してまった、、、。

でも締め切りを決めんといつまでたってもできへんのは私の弱いところ。誰と約束した訳やないけど、ヤルゾーと言う気合いが入るやんね。

しかも、5月末までに今手がけてる天井画を仕上げるって自分の中で決めてるんやけど、、、

うりゃ〜〜〜、これも書いちゃった〜〜〜〜〜〜!!!!!

あーあ、これもやるしかないな。がんばろ。
娘も初めての保育園で頑張るんやもん。私もがんばらなあかんな。その為に保育園に行ってもらうんやもんな。

月曜日までに持ち物全てに名前書かんとあかんのに、まだできとらへん、、、入園の準備がこんなに大変やとは思っとらんかった、、、がんばれ母ちゃん!!

自分の母親がどんなに大変やったか、、、
そう言えば、ゼッケンを体操着に付けたりするのえらい夜中までやっとったなー。鉛筆だって1本1本お尻の部分を少し削って名前書いてくれたりしとったな、、、、

大変やったやろ、お母さん。ありがとうね。

娘もいつかこうやって私の意地で作ってる袋や刺繍の名前やらを思い出して、私の事を思い出したりしてくれる日が来るんやろうか。

今は全然分からへんやろうけど、、、、

私にとって、母の作った給食ナフキンセットで食事する事や背中のゼッケンが誰よりも奇麗に縫い付けられていた事が誇りだったように、私の意地で作った色々な物が、いつか娘の人生の肥やしになりますように。

成長

恥ずかしがり屋の我が娘。
お友達が遊びにきても、自分が面白く無かったり、ついて行けないと感じると、寝たふりをする。ただの寝たふりやない。布団に入って一時間でも二時間でも寝たふりをする。
寝たふりは娘の奥の手だ。

その娘が、今日お隣へ遊びにお邪魔していた。

お隣には三人娘さんがいらっしゃる。小学校2年生、年長さん、3才の三人。一番したの娘さんと娘は同級生。娘の同級生は5人。そのうち女の子はこの二人。このど田舎でご近所さんにお友達が居るなんて!!幸せなことだ。

お隣さんへ行くときは、私が一緒に行くはめになるんやけど、今日は珍しく一人でも行くと言出した。来週から保育園に行くのに少しでもお友達と遊ぶことに慣れといて欲しかったのでちょうど良かった!!とばかりにお願いしてしまった。

すぐに帰ってくるだろうと思ってたら、今日は全く帰る気配がない。途中でのぞきに行っても、ご飯の仕度ができてお迎えに行っても帰らないと言い張る。

結局、お隣さんで夕食を頂いてくる事になった。

久しぶりに木村と二人で向き合ってゆっくり夕食。
、、、落ち着かん。

夕食も終わって、9時を回ったところでタイムリミット!!グズグズ言う娘を引きずるように家へ連れて帰った。

「もっと遊びたかったのにぃ〜〜〜、楽しかったのにぃ〜〜〜」

娘の口からこんな言葉が出るようになるなんて!!よっぽど楽しかったらしい。

いつも一人で遊ぶ娘。一人劇して、ひとり言を言いながら遊ぶ。私や木村に話しかけても、仕事中だからというと「分かった!待ってるね。」と言って一人でブロックしたり、積み木したり、塗り絵したりして一日を過ごす。

おもしろくない毎日なんやろうな、、、、無理しとるんやろうな、、、、

生き生きした娘の目を見とったら、なんか申し訳なくなった。

我が家は出勤がないから、ついずーっと仕事をしてまう。今日はこれで終わり!!と自分が決めない限り終わりがない。日曜日もないし、祝日もない。

娘は成長しとる。少しずつ私たちから離れつつある。

娘がもっと大きくなって、周りの家庭と自分の家庭が違う事実にどんな反応をするんやろうか。

出勤しない親。

毎日何しとるか分からん仕事内容。

娘の目に私たちはどんな大人に映るんやろうか。

これから保育園に行って、小学校へ上がって、、、、新しい娘のコミュニティーの中で育まれる娘の新しい考え方を身につけてきた時に、娘といろいろ話さんといかん日がくるかもしれん。

娘が分かってくれると信じて、今は一生懸命やっとるけど、、、

娘にとって私たちの娘である事が幸せなのかどうか、、、キラキラの目をして帰ってきた娘を見て考えてまった。

お買い物

昨年文化女子で仕事を終えた木村は、「先生、その服ユニクロじゃない??って生徒に言われた、、、」と悲しげに話してくれた。

ユニクロの服が悪い訳やない。
悪い訳やないけど、やっぱり雑誌やテレビに出るようになって、大学で美術を教えている美術家木村にユニクロの服着せて仕事に行かせるんじゃ〜、嫁として失格!!

「二度とユニクロの服着て外にお出かけせんといて!!」

嫁の意地。

捨てられずに置いとくと、知らんうちに着ていってしまうといけないのでにヨレヨレのまま着とった服は勝手に切り刻んでウエスにした。ユニクロは作業着限定に着る事にしてもらった。

そうしたら、仕事着は1、2枚しか無かった。

そういえば靴を買ったのは、確か、、、、、、5年ぐらい前???
さすがに見るも可哀想な姿になってきた。いや、可哀想な姿になっとったのはかなり前からやな。
さすがに限界を超えて、これも履いて仕事に行かれると木村崇人の名に傷がつく。

これまでも、東京に泊まりがけで行くときは服や靴を買ってきてもらうようにお願いしてきたけど、一度も買ってきた事が無い。
どこへ買い物に行ったら良いかも分からんし、行ったところで店員に声かけられるのも苦手やし、これで良いかどうかも分からんくって買えんらしい。

かと言って私と一緒に東京に行くときは地獄の搬入時くらいで、優雅にお買い物なんて余裕は無い。
しかも、かなりの頑固屋の木村は、服や靴を買うのにすんなり買ったためしがない。人の買い物付き合うの大好きな私でも、いい加減にしてくれ、、、、、と思うくらいや。

でも気に入って買ったもんは何年でも着る。ヨレヨレになるまで、穴があくまで着る。縫ってでも着る。凄く大事に着る、、、という訳ではない。頑固故に滅多に気に入る服や靴が現れないので限界まで着るはめになるだけ。


というわけで、今日は小淵沢のアウトレットへ家族でお買い物しに行ってきた。6日から大学の仕事が始まるからや。
服はないし、靴もないし、、、さすがの木村も困ったらしく、大学始まる前にお買い物に行きたいと言ってくれた!!

お友達夫婦に以前教えてもらってから、ここへたまにお出かけする。

一度だけ御殿場のアウトレットにも行った事あるけど、広いし、、人も多いし、、、正直あの手のブランドに全く興味がない我が家のテイストには全く合っとらんかった。

その点、小淵沢は平日行く事にしとるんやけど、人も多くなくて疲れんし、広すぎなくて、もしかしたら良いもんあるかも!!という掘り出し物の匂いがする。娘が遊ぶ遊具スペースもあるし、美味しいチーズ屋もある。

行きの車の中で、買う気になって服を見てくれるようにお願いした。

そうやないと、ふら〜と店を眺めて行ってまうからや。で、結局何も買わんと帰る事になる。今日はそれじゃあ困るから、気合い入れて探してもらわんと!!と喝を入れてアウトレットに乗り込んだ。

その喝のお陰なのか、本人が本当に困っていたからか、パンツを2枚と靴を2足ご購入!!

相当悩んで、何度も履いて決めた。時間はかかったけど気に入ったもんが買えたと本人もご満悦。私もホッとした。

でもトップスが見つからんかった。

最近の洋服は細身で困る。生まれつき筋肉体質の木村はLサイズを着ると袖丈や着丈は長いのに、胸回りがむっちりエッチな感じになるか、腕を前に出せなくなる。下手すると腕を通す事すらできん。

輸入物やとたまにピッタリいい感じのもんが見つかるんやけど、、、残念ながら今日は無かった。

困った、、、、

とりあえず、6日はスーツ着ていく事になりそうやから良いけど、その後がね〜〜。

どなたか、ちょっとセンスよくてマッチョな木村でも腕が入るような(余高くない)良いブランドご存知ありませんか???
身長172センチ、胸回り100センチ。
頑固屋の木村が見ただけで欲しくなるような服屋さんご存知の方、いらっしゃいましたらぜひコメントください!!
お願いします!!

死ぬということ

我が家には犬が2匹おる。

ダックスフンドのユウチ10才とボストンテリアのアース4才。春になって彼らの恒例マーキングパレードに毎日頭を痛めとる。
野生の本能は、何度叱られても直らんものらしい。、、、あ、だから野生の本能か、、、

この2匹の犬以外に、今まで別に2匹のダックスフンドを飼っとったことがある。NYに居た時から一緒だったDUEと、ユウチの弟分だったゴウ。

DUEはちょっと離れ目宇宙人みたいなメス犬で、初めて飼った犬だった事もあって、私はかなり育児ノイロウゼにかかっとった。
一度、胃ねん転で死にかけたけど、NYの大学病院で奇跡的に命を救われた。
木村の事が飼い主の私より大好きで、あまりに好きすぎて木村の子供を想像妊娠した事もある恋多き犬やったけど、3才になった時、パルボという伝染病で亡くなった。
でも、本当にパルボだったかどうか、、、今でも私は納得しとらん。

ゴウは先天性の癲癇を患っていた雄犬で、天真爛漫。いつもユウチの後ろをついて歩いて、ユウチの顔をひたすら舐め回す犬で、いつまでたっても子犬みたいな顔をしとって体が小さかった。
そのゴウは突然2才の時に癲癇を発症。毎日抗癲癇材を飲ませて、いつ起きるか分からないひきつけの発作を共に戦ったけど、五歳の時に亡くなった。

最愛のペットが亡くなった悲しみは、それを体験した事が無ければ分からない。

もう亡くなってから何年も経っているというのに、今、こうして2匹の話を書きながらも涙が出てくる。


木村の実家にはシェルティーのマロンちゃんがいる。もう15才。
私が初めて木村家にお邪魔したときは、まだ1才やった。
ツヤツヤフサフサの美しい毛並み。元気一杯の声。壁に激突しながらボールを追いかけとったマロンちゃん。

そのマロンちゃんが、食事ができなくなって点滴に通っとると言う。
先日、娘のベビーシッターをしに木村の両親と共にマロンちゃんも山梨に来てくれた。その時はまだ辛うじて手からご飯を食べとったけど、山梨から帰ってから調子を崩したのかご飯を食べんくなって、立ち上がらんくなったという。

マロンちゃん、疲れちゃったんやね、、、ごめんね。ごめんね。

15歳。長い年月共に暮らした犬が弱ってく姿を見るのは胸が締め付けられる程悲しい。いつか自分よりも先に老いて亡くなると分かっていても、やっぱり悲しい。

まだ、亡くなっていないマロンちゃんの事を、既に亡くなっている自分の犬の事と並べて書くのは不謹慎やと思ったけど、私の中ではまだDUEもゴウも生きとって、マロンちゃんと同じように私の犬が苦しんどったときの事、その苦しみと一緒に家族が苦しんでいた事が、まだ続いているような気持ちになることが書きたかった。

最後まで見てあげられなかった自分を、私はまだ許せてない。

もしかしたら、精一杯見たとしても許せへんかったかもしれん。それは分からん。


娘の入園式に木村の両親が来てくれる事になっとったんやけど、マロンちゃんを入院させて来てくれる事を知って、嬉しい事なんやけど素直に喜べん私がおる。
マロンちゃんがそんなに悪いって知らんかったから、、、、入園式来てねーって言っちゃった。

でも、マロンちゃんはきっと家族とそばに居りたいと思っとるやないかなと思うと、入園式なんてどうでも良いんじゃないかと思った。
少しでも少しでも長く一緒におって欲しいと思っとるんやないかと思ったりする。

娘の入園式は確かに一生に一度かもしれんけど、これから何度もお祝い事はあるはず。
、、、、突き詰めて考えればなくなる可能性もあるけど、まあ、普通に生きてくれてれば何度もあるはず。

だけど、入院中になにかあったら、、、もしかして何かあったら、、、

自分の犬をなくした時とだぶってしまう。一緒に居たかったのに、居られんかった後悔。


いつか、ユウチもアースも天国に召される。私も、木村も、娘も多分天国に召される日が来る。自分の両親も、近所のおばあちゃんも、そこを歩いとるイノシシも、目の前を横切ったハエも、みんないつか天国に召される。

亡くなるという事実は、それほど悲しい事ではない、、、はず。

でも、天国に召されるその瞬間は色んな最期があるはず。
そして、その最期の時を迎える瞬間が亡くなる者が一番不安で、見送る者が一番悲しい時なんやないかと思った。

2匹の犬を亡くしたときも祖父母が亡くなったときもそう感じた。


今の私にはマロンちゃんは幸せな最期が迎えられるように祈る事しかできない。

どうか神様、マロンちゃんが幸せな最期が迎えられるように、お呼びになる時をお選びください。

お願いします。

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